
この研究は、訪問看護での事故やヒヤリハット(重大な事故には至らなかった出来
事)の実態を明らかにし、より安全なサービス提供のための対策を検討することを目
的としています。研究で得られた結果は、各訪問看護事業所での安全対策の改善や
スタッフの教育に活用され、さらには政策への提案にも役立てていきたいと考えてい
ます。
【研究の方法】
訪問看護サービスにおける事故やヒヤリハット(重大な事故には至らなかった出来事)
といった、「安全に関わる出来事」が発生した方で、調査開始前の直近3名に該当した
方について、訪問看護事業所の訪問看護記録等から以下の情報を取得して行う研究です。
.
「安全に関わる出来事」の詳細内容(どのような出来事が、いつ、どんな場所で発生
したか。発生後に利用者様に生じた影響の度合いはどのようなものか)
.
「安全に関わる出来事」が生じた利用者様の情報(基本属性、発生時の状態等)
特に利用者の皆様に新たにご負担いただくことはありません。
上記の情報等はインターネット上のアンケート調査として収集されて、東京大学医学
系研究科に提供されます。アンケートには、氏名・住所・生年月日等の個人情報は入力
されません。そのため、利用者の皆様のお名前等が、私どもをはじめ他機関に伝わるこ
とはありません。
いただいた情報・データの利用を開始する予定日は以下のとおりです。
・倫理審査委員会による研究実施許可日(2025年2月25日)以降から開始
なお、研究計画書や研究の方法に関する資料を入手・閲覧して、研究内容を詳しくお
知りになりたい場合は、末尾の連絡先(東京大学)にお問い合わせください。他の研究
対象者の個人情報等の保護や研究の独創性確保に支障がない範囲でご提供させていた
だきます。
【個人情報の保護】
この研究に関わって取得される資料・情報等は、外部に漏えいすることのないよう、
慎重に取り扱う必要があります。
取得した資料・情報等は研究責任者の研究室(東京大学大学院医学系研究科
高齢者在
宅長期ケア看護学分野)内の鍵のかかるロッカーで厳重に保管します。
この研究のためにご自分(あるいはご家族)の情報・データ等を使用してほしくない
場合は下記の問い合わせ先に、本研究の承認日(2025年2月21日)から3ケ月以内
(2025年5月21日)に、ご連絡ください。研究に参加いただけない場合でも、将来に
わたって不利益が生じることはありません。
ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせていただきます。
研究の成果は、あなたの氏名等の個人情報が明らかにならないようにした上で、学会
発表や学術雑誌で報告するほか、東京大学大学院医学系研究科
高齢者在宅長期ケア看
護学分野のホームページ(https
:
//longtermcare.m.
u-tokyo.
ac.
jp/)に分析結果の概
要を掲載するなどの形で公表します。
取得した情報・データ等は厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。保管
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